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速報:審議打ち切りをさせませんでした!次回2月2日裁判が最終弁論です!

審議打ち切りを心配し、注目してくださっていた皆さん、ありがとうございます。
第4回口頭弁論の詳細のレポートはまた後日ブログで報告しますが、この訴訟の行方、どうなったのと、気にされている方も多いと思います。第4回口頭弁論の前に行った基金と江東区への申入れ・抗議情宣の報告と前後しますが、ひとまず、当会(まけたま!-まけてたまるか!竪川SLAPP訴訟をたたかう会-)のツイッターアカウントで発信した裁判の速報を、以下に掲載します。

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竪川SLAPP第4回公判は2時間45分の長丁場で終了いたしました。原告・被告双方の証人尋問を経て、裁判長は次回最終弁論を設けることを決定しました!こんな裁判おかしいと声をあげて下さった皆様の力のお陰です。最終弁論を経て必ず勝ちにいきます。お集まり下さった皆様、大変お疲れ様でした。

特に本日は、今回で打ち切りの可能性があったのでその時は皆で抗議しようと、傍聴に入れなかった人々も2時間45分、廊下でお待ちいただきました。事前情宣から報告集会まで実に5時間半、本当にお疲れ様でした。また、当選したのに関係者に傍聴券を譲って下さった方も大変ありがとうございました。

原告側証人の江東区職員は、区が撮って基金が証拠として提出している映像を見ずに出廷。驚くこちら側に弁護人黒野は見せなかったと発言。「被害者」本人になぜ証拠映像を見せないのか。首絞めた場面がないからじゃないのか?事実記録がないとわかればびびって証言できないと判断したからじゃないのか?

江東区職員は案の定、肝心な部分については「覚えておりません」を連発。前日のことを聞かれても「覚えておりません」。刑事事件当時被害届を出さなかったのは首の違和感程度だったから。診断書を取って労災にしたのもあの下手な絵を描いたのも上司の指示。つまりやはりこれは江東区が仕組んだ事なのだ。

今日の公判でわかったのは、
⚫︎本人が被害届を出したり傷害罪で告訴しようなどと思っていなかった(故に当時の検察・警察の取り調べ調書にも記載がない)事を、上司が(つまり江東区が)公務災害を申請させた。
⚫︎現場にいた他の区職員、支援者仲間の誰も「首絞め事件」を認識していなかった。

公務員が公務災害を申請して通れば、それが第三者加害で加害者が特定できるときは必ず基金は治療費を加害者に請求する。江東区は2012年、不当逮捕された園さん個人に弾圧の続きの嫌がらせをするために、その制度を悪用したのだ。しかも基金本部が全国の支部に出しているマニュアルでは、第三者加害の加害者に賠償金請求するときはまず示談を申し込むことになっている。にもかかわらず東京都支部は本件ではそれをせず、刑事裁判の片が付いて救援会が解散する段になっていきなり治療費の請求書を診断書つきで送りつけ、全く身に覚えがないため断ったら裁判に訴えてきたのだ。

被告側証人として関西からわざわざ上京してくれたUさんは、「事件」当日と前日、前月の江東区の凄まじい暴力行為について赤裸々に証言。怪我するほどの被害者はむしろ野宿の仲間と支援者の方であることが浮き彫りになった。また12年2月9日以降、江東区の竪川住人・支援者への態度が豹変したとも。

Uさん証言にある通り、12年2月8日はまだ退去期限に日数があり、小屋の住人は移動の意思を示していたのだから、そもそも行政代執行は必要なかったのだ!江東区は必要のない暴力を、圧倒的多数と起重機をもって、先に行った。以降、竪川関係者は庁舎に入れなくなり、話し合いも一方的に打ち切られた。

その江東区の野宿者・支援者への異常な敵意は現在も続いており、役所へ行けばピケを張られる。まともな話し合いにすら応じずに強制排除に出るのはやましい事がある証拠じゃないのか。
器物損壊で逮捕された園さんはそのあと無理やり威力業務妨害に切り替えて起訴されたわけだが、職員を意味のない警備に駆り出し通常業務をさせないことを前もって決めていたのは区なのだから、威力業務妨害でも何でもない。その上さらにテキトーな写真と絵で加害行為を作り上げるとは極悪千万! 損害賠償を請求されてしかるべきなのは江東区の方だということがよりはっきりと認識された。

最後に園さんが述べたように、本件のあり得ないポイントは、
①加害の事実が存在しない
②提訴後に捏造による証拠を出してきた
という2点である。
このような異常極まる訴訟の仕方、立証の仕方を裁判官は認めるのか。「被害者」職員の証言を客観的に判断できる者は誰もいないのだ。

佐久間裁判長は初回口頭弁論で、立証責任は原告にあると明言した。その判断材料は豊富に提供されたはずだ。次回最終弁論で私達は今日の職員証言の弾劾を行い、相手方も異議を出す。それで全てが出揃う。この判断を間違えばとんでもないことになる。
次回最終弁論は2016年2月2日午前10時半!

以上、Twitter @maketamatama まけてたまるか!竪川SLAPP訴訟をたたかう会のツイートより。
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『審議打ち切り?! 「生きる」を奪うな!江東区による野宿者への暴力と排除に、司法は加担するな! 抗議する者への不当な弾圧を許すな!11.19公判へ最大結集を!』

竪川SLAPP訴訟
11月19日(木)
12時~昼休み地裁前アピール集会。最終弁論を実現させるために多くの参加をお願いします。
13時30分~地裁入口で傍聴券配布
14時~第4回公判@東京地裁429号法廷
終了後、弁護士会館ロビーにて報告会

 竪川SLAPP訴訟は、次回11月19日公判で、治療費の支払いを要求する原告側である 地方公務員災害補償基金(以下、「基金」とする) から、その頸椎捻挫をしたという江東区職員、
そして竪川河川敷で野宿者が暴力的に排除されたことで、江東区役所に抗議に出向き 「頸椎捻挫をさせた」 とし、治療費を請求されている園さん、
それぞれの証人尋問がされる、山場を迎えます。
これまでの全体象、そして詳細は、前回の公判レポートをお読みください。
https://tatekawaslapp.wordpress.com/2015/11/11/%e7%ab%aa%e5%b7%9dslapp%e8%a8%b4%e8%a8%9f-%e7%ac%ac3%e5%9b%9e%e5%82%8d%e8%81%b4%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88/

この局面を注視し、公判への多くの参加をと、まけたま(まけてたまるか)-竪川SLAPP訴訟をたたかう会-ではよびかけてきました。
ところがです。これまでは、次回の公判日程を決める際に、次々回日程まで含めて裁判所から打診があったのが、今回はそのような連絡がありません。弁護団から次々回公判について尋ねると、何とその必要があるなら申し入れしてほしいが、
その必要がなければ、園さんによる最終弁論は出された「紙」で読むので、公判を設定しなくてもいい、と言うのです!
通常、民事で争議となっている場合、証人尋問がされた後は、証拠評価をし最終弁論をして、結審となりますが、この竪川SLAPP訴訟においては、そのような必要はまるでないと言わんばかり、11月19日公判で打ち切りとなりそうだというのです。
あぜん、とします。
こんな「開かれた司法」から間逆なやり方に、そうですか、と言えるでしょうか。
いや、司法の「三権分立」とか「開かれた司法」とかいうのは教科書に書かれた文句でしかないのでしょう。一体、司法は、何を追認し何を肯定してきたのか、という問いすら聞こえてきそうです。

この竪川SLAPP訴訟は、江東区に抗議した園さんが職員を 「頸椎捻挫をさせた」 とし、治療費を請求されている損害賠償裁判ですが、そもそも、抗議をする状況をつくりだしたのは江東区であり、問題は江東区による暴力と排除です。
江東区は、それまで続けてきた話し合いを突如反故にし、行政代執行にでました。2012年2月、極寒の夜に、民間警備会社から100名もの警備員を雇って、野宿者、支援に集まった者を暴力的に生活していた河川敷の場から引きずり排除し、小屋を破壊し、生活道具や財産である個人の物を持ち去っていきました。怪我をしたり、救急車で運ばれたひともいました。
暴力をふるっているのは一体どちらなのか。「生きる」を奪う、ということを、行政自らおこなうこのような状況において、問いただし抗議する方が問題とされ、訴えられる。これが、この社会で良しとされるのであれば、”わたしたち”はこの抗議の声をあげ続けます。

そして、江東区職員を 「頸椎捻挫をさせた」 と主張するその証拠もひどいものです。
基金は、職員が描いたイラストを提出。それを、今度は再現する写真として提出してきました。
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しかも基金側の再現写真で、江東区役所で首を絞められる職員なるものを演じているのは、何と基金側の黒野弁護士自身なのです(他の演者は全員顔を黒塗り)。弁護士まで参加して後から捏造するなど前代未聞、絶対に許されない犯罪的な暴挙です。江東区と基金は先週月曜の朝1番でこの作業をしており、税金で働く公務員として完全に失格です。彼らの目茶苦茶な立証は、首絞めとケガが最初から全てでっちあげである事を自ら暴露しています。これに対する追求=次々回の最終弁論は最も必要なものです。
イラスト(と写真)に対して突っ込むところは多々ありますが、イラストが本当だとするなら、傷害で訴えることもできるはずが、竪川SLAPP訴訟の前に争った刑事裁判はでは、一切この「首を絞めた」とすることは出てきませんでした。一体どういうことでしょうか。
裁判長自ら、「 肝は、事実があったかどうか。立証責任は原告(「基金」)にある 」と言いました。この争点を、今回の19日の公判1回で審議を終わらせようとするとは、納得ができません。

19日の公判に、ひとりでも多くの参加を呼びかけます。審議打ち切りを許さない、基金は竪川SLAPP訴訟を取下げろ、野宿者への暴力と排除を許さない、の声を、ぜひ一緒にあげてください。

竪川SLAPP訴訟 第3回傍聴レポート

堅川SLAPP訴訟は、来る一一月一九日の第四回公判で、いよいよ山場を迎える。原告(地方公務員災害補償基金)側の当事者である江東区職員Kが出廷し、園さん自身も証言する。この日は、事実関係を徹底究明し、江東区と基金一体となった不当極まる訴訟=運動つぶしを意図した損害賠償攻撃の中身を暴き出す重要な公判となる。

堅川SLAPP訴訟とは、二〇一二年二月九日、江東区役所による堅川の野宿者への暴力排除への抗議行動に参加した園良太さんが、
逮捕・起訴され、地裁・高裁での不当な有罪判決以降、一年以上を経て突然、「基金」から四万円の治療費(首を絞められて頸椎ねんざになった)を請求されたが全面拒否。そして民事訴訟となり、三回の公判が行われた。

あらためてこの訴訟の問題点を挙げると、
まず刑事裁判においては威力業務妨害で起訴されたのであり、職員Kの「頸椎捻挫」は争点にもならなかった。裁判は既に終結し、園さんは執行猶予中の身である。こうしたなかで、一方的に「治療費」の請求を送りつける行為自体、嫌がらせ以外の何物でもなく、「基金」も、なぜ、どのように事実を認定したのかが一切説明せず、基金の事務所にその説明を求めに行ったところ(昨年七月)、警察を呼んで排除しようとした。

六月から始まった裁判(裁判長・佐久間健吉)は、民事であるにも関わらず何とあの四二九警備法廷であった。まさにこの訴訟自体が、弾圧裁判であることを物語っている。原告側は、江東区役所内で撮影されたDVDと、Kが描いたイラスト(園さんが腕を伸ばしてKの首を絞めている図。客観的に見て不自然な構図)を提出している。

一〇月二〇日に行われた第三回公判では、証拠提出や証人についてのやりとりのなかで、原告弁護人は、証人は「必要なし。本人で十分」だとほざいた。しかし、園さんのKに対する暴行を立証するのであれば、当然にも同じ現場にいた大勢の職員から目撃証言が出るはずである。そして三回にわたる公判で、出廷しているのは弁護人のみ。原告である基金も江東区職員も全く出廷していない杜撰な対応だ。園さんは、裁判長に対してこの訴訟そのものが違法訴訟であることを指摘したところ、まったく耳を貸そうともしなかった。

さらに裁判長は、特別なマスクを装着した
傍聴人に対して「異様な感じがする」と繰り返し、傍聴席から「失礼だろ」「見た目で判断するのか」と抗議の声が上がると、「黙ってなさい」「具合が悪いんだったら、こんなところにいないほうがいいのでは」などと感情むきだしの暴言を乱発した。一方、裁判所前では、Tシャツ(YES抗議 NO排除)を着用した女性を力づくで強制排除する暴挙に出た。さらに周りの抗議になかで「構外退去」と叫びながら、女性を押し倒した。今回に始まったことではない、Tシャツのデザインを「プラカード」と見なすという裁判所の強権的な姿勢は、改められるどころか問答無用の暴力的排除によってますますエスカレートしている。救援会として強く抗議する。

医師の診断書があれば、治療費請求という圧力をかけることが出来、本人はもとより身内にもダメージを与えることができる。そうした邪悪な意図が見え見えの今回の訴訟。救援会としては、労働運動や住民運動つぶしのSLAPP訴訟の問題として社会化することで反撃していこうと、呼びかける。ぜひ多くの注目と公判の傍聴を!

〇第四回公判 一一月一九日(木曜)一四時
東京地裁 傍聴希望者は傍聴券交付の一三時半までに集合してください。

(堅川SLAPP訴訟をたたかう会)

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「竪川スラップ訴訟とすべての弾圧に反対する11・14集会」

 11月19日(木)の公判では、江東区の職員と園さんの証言が予定され、いよいよクライマックスを迎える竪川スラップ訴訟。その5日前の11月14日(土)、私達「竪川スラップ訴訟をたたかう会 まけたま!」は公判に向けて集会をすることになりました。

集会のテーマは2つ。1つは、竪川スラップ訴訟そのものについて。2012年の刑事裁判から続く、一連の弾圧の流れのなかに、この竪川スラップ訴訟はあります。集会の前半では、この民事裁判闘争現状と課題をあらためて確認します。また、その背景となる都市の再開発と野宿者(貧者)の排除の問題についてもしっかりと押さえます。

集会の後半では、やや視点を広げ、権力の弾圧と社会運動のあり方について、パネルディスカッションを予定。9月の戦争法案の強行採決をめぐる国会前での攻防の中、10名を超える人々が不当逮捕されたことは記憶に新しく、その弾圧は様々な議論をよびました。黙秘について、救援について、国家権力について。弾圧について語るということは、運動のあり方について語るということです。パネルディスカッションでは、9月16日に国会前で逮捕された当事者を交え、議論を深めていきたいと思います。

多くの皆さんのご参加を、よろしくお願いします。

竪川スラップ訴訟とすべての弾圧に反対する11・14集会」
日時:11月14日(土)18時から。
場所:万世橋区民会館2階和室