竪川SLAPP訴訟 第3回傍聴レポート

堅川SLAPP訴訟は、来る一一月一九日の第四回公判で、いよいよ山場を迎える。原告(地方公務員災害補償基金)側の当事者である江東区職員Kが出廷し、園さん自身も証言する。この日は、事実関係を徹底究明し、江東区と基金一体となった不当極まる訴訟=運動つぶしを意図した損害賠償攻撃の中身を暴き出す重要な公判となる。

堅川SLAPP訴訟とは、二〇一二年二月九日、江東区役所による堅川の野宿者への暴力排除への抗議行動に参加した園良太さんが、
逮捕・起訴され、地裁・高裁での不当な有罪判決以降、一年以上を経て突然、「基金」から四万円の治療費(首を絞められて頸椎ねんざになった)を請求されたが全面拒否。そして民事訴訟となり、三回の公判が行われた。

あらためてこの訴訟の問題点を挙げると、
まず刑事裁判においては威力業務妨害で起訴されたのであり、職員Kの「頸椎捻挫」は争点にもならなかった。裁判は既に終結し、園さんは執行猶予中の身である。こうしたなかで、一方的に「治療費」の請求を送りつける行為自体、嫌がらせ以外の何物でもなく、「基金」も、なぜ、どのように事実を認定したのかが一切説明せず、基金の事務所にその説明を求めに行ったところ(昨年七月)、警察を呼んで排除しようとした。

六月から始まった裁判(裁判長・佐久間健吉)は、民事であるにも関わらず何とあの四二九警備法廷であった。まさにこの訴訟自体が、弾圧裁判であることを物語っている。原告側は、江東区役所内で撮影されたDVDと、Kが描いたイラスト(園さんが腕を伸ばしてKの首を絞めている図。客観的に見て不自然な構図)を提出している。

一〇月二〇日に行われた第三回公判では、証拠提出や証人についてのやりとりのなかで、原告弁護人は、証人は「必要なし。本人で十分」だとほざいた。しかし、園さんのKに対する暴行を立証するのであれば、当然にも同じ現場にいた大勢の職員から目撃証言が出るはずである。そして三回にわたる公判で、出廷しているのは弁護人のみ。原告である基金も江東区職員も全く出廷していない杜撰な対応だ。園さんは、裁判長に対してこの訴訟そのものが違法訴訟であることを指摘したところ、まったく耳を貸そうともしなかった。

さらに裁判長は、特別なマスクを装着した
傍聴人に対して「異様な感じがする」と繰り返し、傍聴席から「失礼だろ」「見た目で判断するのか」と抗議の声が上がると、「黙ってなさい」「具合が悪いんだったら、こんなところにいないほうがいいのでは」などと感情むきだしの暴言を乱発した。一方、裁判所前では、Tシャツ(YES抗議 NO排除)を着用した女性を力づくで強制排除する暴挙に出た。さらに周りの抗議になかで「構外退去」と叫びながら、女性を押し倒した。今回に始まったことではない、Tシャツのデザインを「プラカード」と見なすという裁判所の強権的な姿勢は、改められるどころか問答無用の暴力的排除によってますますエスカレートしている。救援会として強く抗議する。

医師の診断書があれば、治療費請求という圧力をかけることが出来、本人はもとより身内にもダメージを与えることができる。そうした邪悪な意図が見え見えの今回の訴訟。救援会としては、労働運動や住民運動つぶしのSLAPP訴訟の問題として社会化することで反撃していこうと、呼びかける。ぜひ多くの注目と公判の傍聴を!

〇第四回公判 一一月一九日(木曜)一四時
東京地裁 傍聴希望者は傍聴券交付の一三時半までに集合してください。

(堅川SLAPP訴訟をたたかう会)

img20151111_223121

広告

竪川SLAPP訴訟 第3回傍聴レポート」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 『審議打ち切り?! 「生きる」を奪うな!江東区による野宿者への暴力と排除に、司法は加担するな! 抗議する者への不当な弾圧を許すな!11.19公判へ最大結集を!』 | まけたま!

  2. ピンバック: 『審議打ち切り?! 「生きる」を奪うな!江東区による野宿者への暴力と排除に、司法は加担するな! 抗議する者への不当な弾圧を許すな!11.19公判へ最大結集を!』 | まけたま!

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中